みなさんこんにちは😊
長引く残暑や急な荒天など、厳しい気候が続きますが体調にお変わりはないですか?
このような季節はわんちゃんやねこちゃんも不調になりやすいので気を付けてあげたいですね🍀
さて、今回は犬の帝王切開についてご紹介します。
犬は安産の象徴ともされており、多くは自宅での出産が可能ですが
ときには帝王切開が必要な場合があります。以下にその例をご紹介します。
🐶親のどちらか、または両方が短頭種である
🐶父親より母親が小柄
🐶母体の骨盤腔が狭い
🐶母体が高齢
🐶過去に難産の経験がある、もしくは帝王切開している
🐶胎児が死亡している可能性がある
🐶胎児の位置が正常でない
🐶出産予定日を過ぎても出産の気配がない、母体の体調が悪い
他にもいろいろありますが、主にこれらのような理由があると帝王切開が選択されます👀
帝王切開は全身麻酔下で行いますが、お腹の赤ちゃんにも麻酔が作用してしまうため
薬の種類や量を慎重に検討しなければなりません。
また取り出した赤ちゃんは早急に呼吸を開始させる必要があります。
※お腹の中にいた赤ちゃんは麻酔の影響で眠っており、酸素も直前までへその緒からもらっているので肺呼吸をしていません。
そのためスタッフ1人が赤ちゃん1匹にマンツーマンでつき、タオルでこすったりしながら懸命に呼吸を促します。
必死に覚醒させ、産声をあげてくれたときの喜びはひとしおです😊💕💕
今回当院で帝王切開を行ったのは1才4ヶ月のMIX犬です🐾
出産予定日になり体温や食欲の低下が見られましたが、お産の気配がないため帝王切開を行いました💪
お母さんとスタッフの懸命な奮闘により、無事4匹の可愛い赤ちゃんが生まれてきてくれました😍😍
とっても可愛いですね😊
帝王切開は時間との勝負の面があり、母犬と胎児の両方をケアしないといけないため、スタッフにはかなりの緊張感があります。
しかしそれらを乗り越えて新しい命に出会えるのは最高の瞬間です🍀✨
さっそくお母さんのおっぱいを吸っています💕
本当にかわいらしいですね🥰🥰
何よりもお母さん、本当によく頑張りました!
出産直後から授乳などの母親業に追われるのは、人と一緒ですね…笑
4匹の子犬たちはお母さんと飼い主さんが大切に育ててくれており、すくすくと大きくなっています😊🍀
スタッフも診察で子犬たちに会うたびに成長を感じることができ、とても嬉しいです💓💓
今回は帝王切開の症例についてご紹介しました!
当院では軟部外科~整形外科などあらゆる症例に対応しております😊
難症例には外部の先生をお招きしての対応も行っておりますので、お困りの際は是非一度ご相談ください。